調味料の選び方(油)
こんにちは。
横浜市青葉区/市が尾の温活・妊活・体質改善サロンつむぎのYukikoです。
ご縁に感謝いたします。
普段どんな油を摂ったら良いのか?
ちょっと難しいかもしれませんが、読んでみてくださいね。
脂質とは?
脂質には、3つの種類があります。
◎中性脂肪・・・エネルギー源
◎リン脂質・・・細胞膜、胆汁酸の材料
◎コレステロール・・・ホルモンの材料
⭐️私たちの体は37兆個の細胞からできています。
細胞膜の70%以上が脂質で出来ているので、良い油を摂ることは必須!
⭐️脳の60%以上は脂質でできています。
ということは、「どんな油を摂るか」で脳の状態も変わってきますよね。
脂質の役割
脂質には、大切な役割があります。
◎必要に応じてエネルギー源になる
◎体温保持
◎脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収に必須
◎排便を助ける
不足するとどうなる?
まず、1日の必要量はというと、大さじ2〜3杯くらいです。
⇨食事+大さじ1杯のアマニ油をとるのがオススメです。
不足すると、
うつ症状、低体温、乾燥肌、月経不順、便秘、疲れやすい、記憶力の減退
などの症状が出ます。
油(脂肪酸)の種類
ここで重要なのは、「多価不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)」は、体の中で作れないため、食物から摂取する必要があるということです。
必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6は、ヒトの身体の細胞膜の構成成分であり、全身のさまざまな生理機能を調節する「局所ホルモン」の原料になる大切なものです。
オメガ3には炎症を抑える効果がある
必須脂肪酸の、オメガ6系とオメガ3系のバランスが乱れることが、アレルギーなどの炎症性疾患を促進していると考えられています。オメガ3系の油が、炎症を直接抑制することもわかってきました。
過剰なオメガ6が炎症体質を招く
炎症は、皮膚で起きれば皮膚炎に、血管で起きれば動脈硬化等の原因になります。その他にも、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、アレルギー、生理痛、ガン、認知症、自己免疫疾患などに大きく関係しています。
現代人は、オメガ6系の油を非常に多く摂取していると言われています。
炎症物質の発生を防ぐには、過剰摂取しているオメガ6を控えるしかありません。
そのためサラダ油をはじめ、オメガ6の多い油を使わないようにすることが大切です。
また、外食やインスタント食品、お惣菜などにも必ず使われているのがこのオメガ6系の油です。
オメガ6を多く含む油はサラダ油や大豆油のほかに、綿実油やごま油、とうもろこし油、グレープシードオイルなど。これらの油も使用を控えるようにしましょう。
また、EPAには中性脂肪などの脂質代謝を改善する働きが、DHAには脳機能を改善する働きがあります。EPAとDHAは協力して働くので、一緒に摂るのが理想的です。どちらも魚に多く含まれます。
オメガ3・6の黄金比率
気をつけるべきは、オメガ3と6のバランスなのです。
オメガ3:オメガ6=1:4(1:1が理想)
しかし現代では普通に食事をしていると、この比率が1:60になっているという事実があります。
摂って良い油と悪い油
上記以外で、よく質問いただく「菜種油」はオメガ9に分類されます。
オメガ3の油を選ぶポイント
オメガ3の特徴としては、
・熱に弱い
・酸化しやすい
ことが挙げられます。
購入するときのポイントは、
①遮光性の瓶に入っていること(光によって酸化しやすいため)
②低温圧搾(コールドプレス)と明記されているもの(熱に弱いため)
を選ぶようにしてください。
そして、使用する時は、必ず「生」で使用してください。加熱はNGです。
私はいつも、おひたしにかけたり、サラダのドレッシングとして使ったりしています。
炒め物や揚げ物など、加熱調理には、熱に強いオリーブオイルをお勧めします。
ここまでの内容をまとめると、私たちが気をつけることは下記の3つです。
・オメガ6(サラダ油や大豆油、外食や惣菜)を控える
・オメガ3(亜麻仁油や魚の油)を積極的に摂取する
・加熱調理にはオメガ9(オリーブオイルなど)を使う
妊活においての油の大切さ
ここからは、妊活中の方にお伝えしたいことです。
妊活中に、良い油を摂ることはとても大切です。
なぜなら脂質が
・ホルモンの原材料になる
・卵子の細胞膜を作っている
・炎症反応に関わる
からです。
オメガ6の摂りすぎが妊活に与える影響
オメガ6をたくさん摂っていると、細胞膜が硬くなり、炎症反応が強まります。
具体的な症状としては、
・生理痛がひどくなる
・卵管が狭くなる
・頭痛が頻繁に出る
・子宮内膜症
・チョコレート嚢胞
・多嚢胞性卵巣症候群
・卵子の膜が硬くて受精しにくくなる
油を変えるだけで生理痛が軽減されることは、よくあります。
まずは、調味料や油を変えるところから始めましょうね!
次回は、油の中で、一番気をつけて欲しい「トランス脂肪酸」について書きますね。
お読みいただきありがとうございました。