妊活中・妊娠中になぜ葉酸が必要?
こんにちは。
横浜市青葉区/市が尾の温活・妊活・体質改善サロンつむぎのYukikoです。
ご縁に感謝いたします。
クリニックで葉酸サプリを勧められて飲んでいる方も多いと思います。
でも、ちゃんとした理由を知って飲んでいますか?
理由を知って飲むのと、知らないで飲むのでは、「自分の体に責任をもつ」という意識が変わってきます。
「よく分からないけど飲んでいる」という方には、ぜひ読んでもらいたい内容です。
妊活中に葉酸サプリを飲んだ方が良いですか?
答えはYES!!です。
葉酸とはどんな栄養素?
葉酸とは水溶性ビタミンB群の1つで、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるビタミンです。造血ビタミンと呼ばれることもあります。妊娠中には貧血にもなりやすいので予防として必要な栄養素にもなりますね。
ほうれん草から発見されたことから“葉酸”と名付けられ、その名が示す通り緑の葉の野菜類に多く含まれています。
また、細胞分裂や遺伝情報にかかわるDNA(遺伝子を保存)やRNA(遺伝子を運ぶ)の合成に必要とされます。
DNAが正しく合成されることで細胞分裂も促進され、新陳代謝や成長も正常に行われます。
葉酸を適切に摂取することは、胎児期、幼児期の発育や、皮膚や粘膜の健康にもつながります。
なんだか難しそうだなぁ。。。
DNA、RNAなどと聞くと、なんだか難しい気がしますが、簡単にいうと、赤ちゃんにお父さんとお母さんの情報を伝え、体を作るために「手は5本だよ~」「鼻には穴があるよ~」「心臓動かして~」など、身体的な情報や「運動神経はお父さん似」「優しい性格はお母さん似」といった両親の特徴など沢山の細胞が赤ちゃんの遺伝子データとして作られていくために必要な栄養素なのです。
葉酸がお腹の赤ちゃんに与える影響
神経管閉鎖障害のリスクを減らす
妊娠中に葉酸の摂取が推奨される大きな理由は、「赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすため」です。
前述したように、葉酸はDNAの合成に関わる栄養素です。
特に妊娠初期は、赤ちゃんの脳や脊髄へと発達する神経管が作られる大切な時期です。
細胞分裂が活発な妊娠初期に葉酸が不足すると「神経管閉鎖障害」の先天異常が起こる可能性があります.
もちろん葉酸だけで先天性の異常を回避できるわけではありませんが、1つでも原因は減らしてあげたいですよね。
細胞分裂に失敗し神経管がふさがれてしまうと、下半身麻痺などの障害や、口唇口蓋裂、受精卵の発育不良で流産や死産の原因となってしまうことも考えられます。
この時期に葉酸を意識して摂取することで、こうした神経管閉鎖障害のリスクをできるだけ回避することができるのです。
神経管閉鎖障害って?
神経管閉鎖障害は、妊娠の初期(妊娠4週目から12週目)におこる赤ちゃんの先天異常のひとつです。
脳や脊髄などのもととなる神経管がうまく作られず、きちんと管の形にならないことが原因で起こる障害です。
そのうち二分脊椎では、生まれたときに腰部の中央に腫瘤があることが最も多く、運動や排泄に障害が起こることがあります。また、脳が十分に形成されない無脳症(むのうしょう)などもあります。
日本での発症率は平成10年で出生1万人に対して6人となっています。(平成12年厚生労働省通知より)
赤ちゃんの成長を促す
妊娠中、お腹の中では赤ちゃんの細胞分裂が盛んに行われています。
葉酸は赤ちゃんの細胞分裂を促し、健全な成長をサポートします。
葉酸が不足すると、場合によっては赤ちゃんの発育不全を引き起こしかねません。
胎児期はもちろん乳幼児期も大切な栄養素となるため、妊娠中~授乳中は積極的な摂取が求められます。
妊娠中に必要だということは分かったけど、どうして妊娠前から摂る必要があるの?
葉酸が妊娠初期の細胞分裂の際に遺伝情報を伝えるために必要なのだとお話ししましたが、
赤ちゃんの臓器が形成される時期は「妊娠3週から妊娠8週頃」です。
前回の生理開始が妊娠0週0日なので、次の生理が始まる妊娠4週0日より前から細胞分裂が始まり、妊娠に気づく頃には、すでに細胞分裂が始まっていることになります。
このことから葉酸の摂取は妊娠前から必要だと言われているんですね。
葉酸が妊婦さんに与える影響
貧血を予防する
妊娠中は赤ちゃんの成長のために血液中の栄養素が使われるため、血液が薄くなり、貧血を引き起こしやすくなります。貧血によるふらつきや転倒は、妊婦さん自身はもちろん赤ちゃんにとってもとても危険です。葉酸を充分に摂取することで貧血を予防することができます。
動脈硬化を予防し、妊娠高血圧のリスクを減らす
葉酸は、ホモシステインというアミノ酸をメチオニンやシステインに変換するはたらきも持ちます。
ホモシステインは血栓をつくる危険因子であるとされており、葉酸が不足して血中のホモシステインが増えると、動脈硬化を引き起こしやすくなります。
葉酸を摂取して動脈硬化を予防することで、妊娠高血圧のリスクも軽減することができるのです。
精神的な安定をもたらす
妊娠中は思うように動けなかったり、出産に対する不安があったりと、精神的に不安定になりやすい時期でもあります。妊娠によりホルモンバランスが大きく変化していることも影響しているでしょう。
葉酸を摂取することで、“幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニンの分泌量が増えることが確認されています。ストレスを軽減させたり、気分を落ち着かせたりといったはたらきも期待できそうですね。
葉酸を食事から摂取するには?
日本人の食事摂取基準によると、葉酸の1日当たりの摂取推奨量は成人男女で240µgとされています。
通常の食事量であれば、葉酸が極端に不足したり、または過剰摂取となったりという心配はありません。
しかし、妊娠を考えている、また妊娠初期の女性は、さらに240µgの摂取が推奨されます。
また、葉酸は、体内で貯めておくことができないので毎日摂取することが大事です。
“葉”という文字が示すように、葉酸は緑色の野菜全般に豊富に含まれます。
水溶性ビタミンである葉酸は熱に弱いので、長時間加熱すると栄養価が50%くらいになってしまうそうです。
野菜であれば生のままサラダなどで食べることが最も多くの葉酸を摂取できますが、茹でたり炒めたりする場合もできるだけ短時間で調理するようにしてみましょう。
また、スープなどにして汁ごと食べれば、栄養分を逃さず摂取することができます。
レバー類も葉酸を多く含む食品ですが、同時にビタミンAの含有量が多いことも特徴的です。
妊娠中にビタミンAを過剰に摂取すると、胎児の奇形を引き起こす可能性が高くなることも知られています。
レバーを食べるなら1切れ程度に止めて、あまり頻繁に食べないよう注意が必要です。
また、ビタミンAの含有量が比較的少ない牛レバーを選んだ方がよいでしょう。
焼き海苔などは、少量でも葉酸を豊富に摂取できる優秀な食品です。ごはんに乗せて食べたり、サラダのトッピングにしたりと、常備しておけば毎日の食事で効率的に葉酸を摂ることができます。
葉酸は摂りすぎるとどうなる?
厚生労働省によると、葉酸の1日の摂取量の上限は1000µgとされています。
水溶性ビタミンである葉酸は、必要以上に摂取した量の大半が尿と一緒に排出されるため、過剰摂取を気にしすぎる必要はありません。
しかし、現在は人工の葉酸サプリメントも多数販売されていて、体にいいからと摂取目安量以上を服用すると葉酸の過剰摂取となってしまうことも考えられます。
過剰摂取によるリスク
国立健康・栄養研究所によると、葉酸を取りすぎた場合、自身が発熱やじんましんなどを起こしたり、生まれた子どもがぜんそくになったりするリスクが報告されています。
また、亜鉛の吸収阻害を起こす可能性があるほか、ビタミンB12欠乏による神経障害の発見が遅れる危険があります。
合成(人工)葉酸のリスク
葉酸サプリには、天然葉酸と合成葉酸があります。
・天然葉酸・・・食材に含まれる葉酸で、体内で利用できるのは摂取した量の半分程度
・合成葉酸・・・体内に取り込みやすいように人工的に作られたもの。摂取した量の約85%が体内で利⽤できる。
市販されているサプリメントは、ほとんどが合成葉酸が含まれます。
しかし、人工の葉酸は、食品と比べて葉酸の吸収率が高いので、気がつかないうちに必要量をオーバーして摂取してしまうことがあるので注意が必要です。
できるだけ通常の食材や、天然葉酸サプリを選んでください。
おすすめの葉酸サプリ
ママナル
http://mamanaru.jp/ma-lp/
・単品:12,579円
・定期便:初回は6,480円(税込)でご購入頂けます。2回目以降は、11,300円(税込)(最低購入回数は3回)
私が学んでいる日本妊活協会が開発したサプリです。
受精〜妊娠までに必要な栄養素が含まれています。葉酸はもちろん天然葉酸です。
ママナルのご注文は、下記ボタン「ママナルのご注文はこちらから」からお申込み頂きますと、メーカーよりご自宅に直送されます。
棗参宝(そうじんほう)
100粒 5,076円(税込)
たんぽぽ茶も出している徳潤さんの天然葉酸サプリです。
こちらのご注文は、私にLINEでご注文頂き、私からご自宅に発送させて頂きます。
サロンでの受渡しも可能です。
サプリメントの飲み方
食事というのは、口に入れたものを体に吸収しやすい形にするという大事な時間です。
サプリメントも同じく、できるだけ体に吸収しやすい環境で飲むことがポイントです。
より吸収しやすくするポイントは、こちらのサイトを参考にしてみてください。
http://ninkatsu.life/2061-2#i-6
まとめ
難しそうなこともたくさん書きましたが、まとめるとこんな感じになります。
・妊娠前から葉酸を飲んでおくと安心
・葉酸は食事からも摂取しよう
・合成葉酸は過剰摂取の危険性がある
・サプリメントは天然葉酸を選ぼう
皆さんが1日も早く元気なお子さんを授かりますように⭐️
お読み頂きありがとうございました。